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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2013/08/22 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,207円 (先月比22円上昇)
●約定価額 : 10,267円 (先月比232円下落)
●騰落率 : +25.0% (先月比3.2%悪化)


そもそも8月には円高+株安のアノマリー(根拠のない経験則)があるそうですが、今年に限っては米国の中央銀行に相当するFRBが量的緩和の縮小にいつ動くのか?(9月のFOMCで決定されるのか?それとも12月の会合に延期されるのか?)を巡って市場に不透明感が広がっていることと、量的緩和の縮小を先取りする形で新興国から投資資金が引き揚げられ新興国の株安と通貨安が鮮明になっていることで、市場にはリスクオフの雰囲気が広がっています。このため今月の約定価額は先月より232円低い10,267円となりました。常識的に考えれば米国が量的緩和の縮小に動く理由は米国経済の回復なのですから現在の市場はいささか過剰反応のようにも思えるのですが、日米欧の中央銀行が異次元の金融緩和で市場に供給した膨大なマネーが動かしていたこれまでの相場が正常化する過程では一時的な乱気流も覚悟しておく必要がありそうですね。

引き続き私は猛暑の影響でブログの更新意欲を失っておりますので、今回も雑談でお許しいただきたいと思います。昨日、相互リンクさせていただいているrennyの備忘録の「毎月分配型ファンドはこんな人たちにピッタリ!」を拝読してふと思い浮かんだことがありますので、今回は久しぶりに毎月分配型ファンドについて書いてみたいと思います。

毎月分配型ファンドにはさまざまなデメリットが指摘されていますが、私が真っ先に思い浮かべるのは「課税の繰り延べ効果が薄れること」です。これを分かりやすく説明するために、まず同じマザーファンドを組み入れた毎月分配型ファンドと無分配型ファンドがあると想像してみてください。これらのファンドは順調な運用が続いており、運用成績は右肩上がりです。ですから毎月分配型ファンドの分配金は普通分配金です(利益に課税されます)。この場合、もし分配金を再投資したとしても無分配型ファンドと比べて支払った税金の分だけ評価資産が少なくなります。両ファンドは順調な運用を続けているのですから、単純に評価資産が多ければ多いほどいわゆる「複利の効果」への期待も高まることになります。つまり「複利の効果」に期待するのであれば、税金の支払いはなるべく先送りする方が有利になります。毎月分配型ファンドは税金を早めに支払うことになりますので「複利の効果」は薄れることになります。ちなみに分配金が元本払い戻し金(旧・特別分配金)であれば、もらった分配金をそのまま再投資をすれば無分配型ファンドと違いはないことになります。しかしもらった分配金をそのまま再投資するのならば始めから無分配でいいのでは?というのが私の意見です。

加えて毎月分配型ファンドには取り返しの付かない損失を被る可能性があります。これを分かりやすく説明するために、かつて毎月分配型ファンドの代表として一世を風靡したグローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)を サンプルにさせていただきます。

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)

上記はいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきたグローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)の10年チャートです。ご覧のとおり2007年末までは毎月分配金を出しているのに基準価額が下がらないという理想的な展開を続けていました。ですからこのころの分配金は税金を支払う普通分配金になっていたホルダーも多いと思います。しかしその後のグロソブはリーマンショックの直撃を受けて基準価額が急落します。さらにその後の円高進行で基準価額はさらに下落を続けます。こうなると分配金も非課税の元本払い戻し金(旧・特別分配金)となり、評価損益も一気に赤字転落となったことでしょう。しかし現在の日本の証券税制では例えこのような状況になったとしても過去に支払った税金の還付を受けることはできません。すなわち過去に支払った税金は払い損になってしまったのです。毎月分配型ファンドにはこのようなリスクも存在することをぜひ覚えておいていただきたいと思います。

毎月分配型ファンドにはこのようなデメリットがあることを正しく理解して購入するのであれば他人にとやかく言われる筋合いはない、というのが私の意見です。世の中には不利な仕組みと分かっていても宝くじで夢を買う人や保険で安心を買う人が数多くいるのですから。本人がそれで満足を得られるのであれば他人にとやかく言われる筋合いはありませんよね。「投資法に王道は無く、貴賎も無し」です。

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