2017 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 09

リスクが高まる国内債券

kage

2013/04/12 (Fri)

投資に関心をお持ちの方ならすでにご承知のことと思いますが、4月4日に黒田日銀が異次元の金融緩和を発表してから日本の国債市場が大混乱に陥っています。下記はSBI証券からお借りしてきた長期国債(=日本10年国債)先物の3ヵ月チャートです。ご覧のとおり4月5日はものすごい値動きになっており、その後も乱高下が続いています。なおこのチャートの見方は、上昇すれば国債価格の値上がり+長期金利の低下であり、下落すれば国債価格の値下がり+長期金利の上昇です。

長期国債先物

一般的に中央銀行がコントロールするのは短期金利のみであり、長期金利は市場が決める(=売買された価格で決まる)とされています。しかしリーマンショック後の債券市場では先進国の主要中央銀行が積極的に国債の買い入れ額を積み増しており(すなわちこれが金融緩和です)、結果的に長期金利の決定にも少なからず影響を及ぼしています。そういう意味では現在の先進国債券市場は中央銀行によって価格形成が歪められていると見ることもできますね。

このような債券市場の混乱は国内債券型インデックスファンドの基準価額にも影響を与えているようです。下記はYahoo!ファイナンスからお借りしてきたeMAXIS国内債券インデックスの3ヵ月チャートです。ご覧のとおり4月4日に基準価額が跳ね上がっていることが分かります。

eMAXIS国内債券インデックス

投資におけるリスクとは想定リターンより実績が上下に乖離する幅を意味します。すなわちリスクが高くなればなるほど大損する可能性と大儲けできる可能性が同じように拡大することになります。結果的に4月4日にeMAXIS国内債券インデックスを買った人は思わぬ高値掴みをさせられたことになり、反対に売った人は思わぬ高値で売り抜けることができたわけです。しかしほとんどの個人投資家は国内債券型インデックスファンドをリスク低減のために活用しており、こんな値動きは望んでいないはずです。ハイリスク投機家を自認しており乱高下が大好きな私ですが、債券市場のこのような混乱は一時的なものであって欲しいと心から願っています(私も複数の投資信託を通じて国内債券に投資していますので)。最近の株高で株売り+債券買いのリバランスをお考えの皆さまにおかれましては、現在の国内債券市場がハイリスクになっている点にぜひご留意ください。

(Sponsored Link)

関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック