2017 04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2017 06

サーベラスからの手紙

kage

2013/04/02 (Tue)

西武鉄道や西武ライオンズを傘下に置く西武ホールディングスと筆頭株主である米投資会社サーベラスが再上場時の株式公開価格を巡る意見の相違から対立し、サーベラスによる敵対的TOB(株式公開買い付け)に発展したことは各マスコミで盛んに報じられています。そのサーベラスから昨日、私宛にもTOBの案内が届きました。

西武001

私が旧西武鉄道(現西武ホールディングス)の株主であることは3年あまり前のこちらのエントリーでも触れておりましたが、上場廃止で売るに売れない正真正銘の塩漬け株となっていたお陰(?)で東日本大震災直後の追証発生という大失態を乗り越えて(この時私は持ち株すべてを売却しました)株主であり続けることができたのでした。

旧西武鉄道は株主構成比率を偽装して東証の上場廃止基準に抵触していることを隠すという上場企業として決してあってはならないルール違反を犯して上場廃止となりました。しかし上場廃止後も配当の支払いと株主優待は続いており、メインバンクであるみずほコーポレート銀行から送り込まれた後藤高志新社長の下で着実に再建が進んでいましたので、私も株主の一人として再上場には大いに期待をしておりました。それが筆頭株主との意見対立で再上場は延期となり、ついには敵対的TOBにまで発展したことは大変残念です。

ビジネスジャーナルのこちらの記事によると、証券会社が算出した再上場時の株式公開価格は1,000円から1,500円で、サーベラスの想定は2,000円から2,500円だったそうです。この思惑の対立で昨年末に予定されていた再上場は延期になってしまいました。相場の世界に「タラレバ」は禁物であることは重々承知しておりますが、もしサーベラスが折れて証券会社が算出した価格で昨年末に上場していれば、その後のアベノミクス相場の勢いに乗り今の株価はサーベラスが当初想定していた価格(2,500円)を軽く超えていたのではないでしょうか?

ちなみに下記はいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしてきた東京急行電鉄(東急)と東武鉄道の株価チャートです。ご覧のとおり両社の株価は直近の株価暴落の影響は受けていますが、アベノミクスによる将来のインフレ期待から含み資産銘柄として注目され、また東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れで注目されたことで、昨年末から順調に上昇を続けていました。西武鉄道も東武鉄道と同様に相互乗り入れ効果を享受できますので、もし予定通り昨年末に再上場を果たしていればかなりの株価上昇が期待できたのではないでしょうか?

東京急行電鉄(9005)
東京急行電鉄

東武鉄道(9001)
東武鉄道

サーベラスが敵対的TOBに乗り出した理由のひとつには、「あの時妥協してでも再上場していれば」という後悔による焦りがあるのではないでしょうか?もしそうなら今からでも決して遅くはありませんので一刻も早く再上場を果たすことに全力を尽くすべきだと私は考えます。何故ならもしアベノミクスが成功するのであれば、電鉄株の上昇幅はこんなものではないはずだと思うからです。

本日になって西武ホールディングスからTOB反対表明の案内が届きました。ちなみに今のところ私はTOBに応じるつもりはありません。

西武002

このように持ち株が上場廃止になったり、敵対的TOBに発展したりという経験は投資信託では味わうことができない個別株ならではの醍醐味ですね。もっとも見方を変えれば、しなくてもいい苦労をわざわざ味わっているともいえますが。

(Sponsored Link)

関連記事

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック