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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2013/03/13 (Wed)

昨日はひふみ投信の定期積立約定日でした。そこでいつものようにひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です(猫パンチ投資2発の詳細はこちらで公開しています)。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 11,932円 (先月より69円上昇)
●約定価額 : 17,405円 (先月より1,444円上昇)
●騰落率 : +45.9% (先月より11.4%改善)


今月も日本の株式市場は相変わらずアベノミクスの効果への期待を背景に上昇を続けており、ひふみ投信の基準価額は3月6日に17,000円台に乗せ、今月の約定価額は先月より1,444円も高い17,405円となりました。ちなみに本日(3月13日)の基準価額は17,488円(前日比+83円)となっており、日経平均株価やTOPIXが下落する中で設定来最高値を更新しております。おかげさまで私個人の騰落率(運用成績)も先月から一気に11%以上も改善して+45.9%となりました。この調子を今後も維持できれば、どこかの投資助言会社が吹聴している「年10%の利回りで複利で増やす」ことも決して夢ではありませんね。ちなみに年10%を複利で5年間運用すれば+61%となる計算です。ひふみ投信の設定日に一括投資をしていれば今日の時点ですでに+74%ですが、5年間コツコツ積み立て投資でも+61%を実現できることをぜひ証明していただきたいものです。

先月の定時報告で私は「個別株の売買タイミングを的確に判断することは極めて難しことです」と書きましたが、実は5年前のこちらのエントリーでも同じようなことを書いていました。その時の事例として挙げたのはみずほフィナンシャルグループ株でした。そこで改めてみずほフィナンシャルグループ株の10年チャートを見てみることにしましょう(下記チャートはいつものようにYahoo!ファイナンスからお借りしております)。

みずほフィナンシャルグループ

このチャートの左端の2003年8月頃はりそな銀行の経営危機を発端とした金融危機の真っ直中でした。りそな銀行はこの年の春に公的資金の注入を受けて実質国営化され、世の中には「りそなの次はみずほか?」という噂が乱れ飛んでいました。このためみずほ株は売り叩かれ、2003年4月28日には上場来最安値となる58,300円を付けたのでした。ちなみにこの株価を現在の売買単位に換算すると58円30銭となります。リーマンショック後の安値が98円だったことを思えば、当時のみずほがいかに危機的状況にあったかがお分かりいただけると思います。5年前のエントリーにも書きましたが、私はこの頃のみずほ株を6万円台(現在の売買単位に換算すると60円台)で買い、7万円台に上昇したところで売って「上手に売買できた」と喜んでいました。しかしみずほ株はその後もグングン上昇を続け、1年半後にはついに100万円(現在の売買単位に換算すると1,000円)の大台を超えたのでした。

このチャートを見て、結果論で「タラレバ」は何とでも言えます。しかし現実に2003年の底値圏でみずほ株を買えた人の中でいったい何人が100万円まで持ち続けることができたでしょうか?そしてもし運良く100万円まで持ち続けることができたとしても、その中の何人がそこで売ってその後の暴落を回避することができたでしょうか?実際のところ個別株においてはタイミング良く売買することは簡単なことではありませんし、東京電力や日本航空の事例を考えればBuy&Holdを貫き通すことが必ずしも正解とならない点が難しいところです。ひふみ投信のようなアクティブ型投資信託には6万円が1年半で100万円になるようなロマンはありませんが、売買タイミングの難しい判断をすべてお任せできるというメリットがあります。

あと上記チャートを眺めながら改めて思い出したのは2005年終盤の急騰場面です。当時は堀江社長率いるライブドアの全盛期で、新興株ならほとんどどれを買っても儲かるというハイリスク投機家には夢のような時期でした。今にして思えばこの頃は明らかに新興株バブルであったように思えますが、1990年前後の日本のバブル景気や2000年前後のアメリカのITバブルと比較すると炭酸飲料の泡にも及ばない規模でした。最近の株価上昇を「アベノミクスバブル」と評する向きもありますが、みずほ株の10年チャートを見る限りまだ全然バブルにはなっていないというのが私の判断です。そもそも本当のバブルになれば参加者全員が「イケイケGo!Go!」の雰囲気になるものですから、「これはバブルだからそろそろ売ろうか」という声が聞こえる内は本物ではないと私は思います。アベノミクスバブルが本当に到来するのかどうかは私などには分かりませんが、もし本当のバブルなら株価の上昇はこんなものではないということだけは確信を持って断言できます。もしこれからアベノミクスへの期待が剥落して株価が下落したとすれば、後世の評価はおそらく「バブルの崩壊」ではなく「バブルになる前につまずいた」となるでしょうね。

そもそも「バブル」とは市場の期待が先走りし過ぎて、現実との差を埋めることができなくなった状態のことです。つまりアベノミクスの効果で構造改革や規制緩和が進んで現実が市場の期待を追いかけてくることになれば、いくら円安や株高が進んでもそれは「バブル」ではないという判断になります。例えば1990年前後の日本のバブル経済では、不動産価格が上昇し過ぎて一般的なサラリーマンが都内にマイホームを持つことは事実上不可能になりました。また株価が上がり過ぎて、日本株の時価総額でアメリカの全土を買うことができる計算になりました。このような過去の事例に照らし合わせると現状は「バブル」ではなく、「過度に売られた日本株の修正局面」であるというのが私の意見です。これは以前にも書きましたが、ほんの6年前の日経平均株価は18,000円を超えており、ドル円は1ドル=120円を超えていたのですから、現状を「バブル」と評することは私にはできません。先にも書いたように、本当のバブルになれば株価の上昇はこんなものではないでしょうし、今年中に株価が下落に転じるのであればそれはバブルですらなかったという評価になるのでしょう。将来のことは誰にも分かりませんが、世の中でバブルの可能性が語られるようになったことだけでも大きな変化であることは間違いありません。そしてもし本当にバブルが来て市場の期待と現実が大きく乖離するようであれば、私たち個人投資家は例え長期投資であっても売り時を考えなくてはならないことを肝に銘じておきたいところですね。

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ひふみ投信

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