2017 08 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2017 10

リパトリエーション

kage

2017/09/09 (Sat)

ご承知のとおり9月3日(日)に北朝鮮が6回目となる核実験を強行したことにより、先週と今週では市場の雰囲気が一変してしまいました。例えば為替市場におけるドル円を見てみると、9月1日(金)の終値1ドル=110.25円に対して昨日9月8日(金)の終値は1ドル=107.83円と、一気に2.42円も円高が進行しています。私のような凡人は、北朝鮮を震源地とする地政学的リスクの高まりが要因なのだから隣国である日本の通貨・日本円にはむしろ下落圧力がかかるのでは?と思ってしまうのですが、実際に市場を動かしているメカニズムはそう簡単ではないようです。現在の円高進行の背景にはもちろん過去の常識や経験から「リスクオフ=円買い」という条件反射的な動きもあるでしょう。しかし今回のタイトルに掲げた「リパトリエーション」も決して無視できないひとつの大きな要因となっているそうなのです。

リパトリエーション(Repatriation)とは略称でリパトリとかレパトリとも呼ばれ、海外にある資金を本国に還流させることを指します。具体的はグローバル企業が海外子会社の利益を国内に戻したり、金融機関や機関投資家などが外貨建て資産を売却して国内に資金を戻すことなどが代表例といえるでしょう。