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インサイダー取引の課徴金が安すぎる?

kage

2012/05/30 (Wed)

増資を巡るインサイダー取引を行った疑いで、証券取引等監視委員会が旧中央三井アセット信託銀行(現三井住友信託銀行)とヘッジファンド「あすかアセットマネジメント」に課徴金を科すよう金融庁に勧告した件に関して、あまりにも課徴金が安すぎるという意見をインターネット上で見かけました。具体的な課徴金の額は旧中央三井アセット信託銀行に対しては8万円、あすかアセットマネジメントに対しては13万円でした。この金額だけを見ると確かに安すぎるように思えます。しかし安いのにはそれなりの理由があったのです。

<増資インサイダー>旧中央三井アセットへの課徴金勧告(毎日新聞)

大型公募増資に絡むインサイダー問題を巡り、証券取引等監視委員会は29日、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで旧中央三井アセット信託銀行(現三井住友信託銀行、東京都)とヘッジファンド「あすかアセットマネジメント」(東京都)に課徴金を科すよう金融庁に勧告した。いずれも個人的な取引ではなく業務の一環として不正取引をしており、情報の入手先は増資の幹事証券だったとみている。

旧中央三井への勧告は、国際石油開発帝石の公募増資を巡るインサイダー取引に続き2度目。

さわかみの事とかSBIの事とか

kage

2012/05/25 (Fri)

昨年の11月下旬に日本株の下落が続いていたころ、さわかみファンドの基準価額がちょうど設定時と同じ10,000円になったことを取り上げて「ふりだしに戻る」と題するエントリーを立てたのですが、本日さわかみファンドの基準価額は再び10,000円を割り込みました。

さわかみファンド

これにより、さわかみファンドの設定時に一括投資をしてそのまま保有を続けてきた投資家の損益はマイナスに転落することになりました。また、毎月コツコツと積み立てを継続している投資家でも、さわかみファンドの基準価額は2007年には20,000円を超えたこともありましたので、個別元本が10,000円を超えている割合が結構多いのではないでしょうか?

セゾン投信定期積立経過報告

kage

2012/05/24 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,044円 (先月比10円低下)
●約定価額 : 7,510円 (先月比429円低下)
●騰落率 : -6.7% (先月比5.2%悪化)


前回のエントリーに書いたように、今の世界のマーケットはリスクオフの大嵐に襲われているようなもので、リスクの高い株式や商品(コモディティ)などから(相対的に)リスクの低い債券や現金(キャッシュ)に向かって投資資金の大移動が起こっています。この影響で今月の約定価額は先月より429円も低い7,510円となりました。セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのポートフォリオは株式50:債券50なのでこの「投資資金大移動」の影響はある程度相殺されるはずなのですが、いかんせん同じ流れの中で日本円がリスク回避の一時逃避先として買われて円高が進んだため、外貨比率の高いことが裏目に出た形ですね。そして相場が不安定になればなるほど、投資家心理もネガティブ・スパイラルに陥ります。もしギリシャがユーロ圏を離脱することになれば、ポルトガル・スペイン・イタリアとドミノ倒しになるのではないか?とか、欧州経済がリセッション(景気後退)入りすることで欧州との貿易比率が高い中国の経済も停滞して、日本への影響も避けられないのではないか?とか、ドンドン悪い方に連想が広がり不安度が増すことになります。とりあえず目先の注目点はギリシャ再選挙(6月17日投開票)でどのような結果が出るかですね。いくらハイリスク投機家を自認する私でも、何か明確な相場転換のサインでも現れない限り、今は無理に勝負する必要はないように思えます。

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大嵐

kage

2012/05/20 (Sun)

今のマーケットはリスクオフの大嵐に襲われているようなもので、こうなってしまうと割安とか成長とかテクニカルとかファンダメンタルズとかアノマリーとかがすべて吹き飛ばされて通用しなくなります。株式市場では「下がるから売る、売るから下がる」のスパイラルに陥っています。つまり今の下落相場の要因は大部分が需給ということですね。債券市場はまったく逆で日米独英などの国債に資金が流入しています。こうなると日本の財政赤字や少子高齢化などの問題はすべて吹き飛ばされてしまいます。この大嵐は投資家心理の暴走が引き起こしていますので、今はじっと沈静化を待つしかありません。

インデックス投資家は例えマーケットが大嵐に襲われても、市場平均をキッチリと取るためには退避は許されません。しかしアクティブ投資家は無理に大嵐に付き合う必要はありません。ヤバイと思ったら自分の判断で一時退避をすれば良いのです。有能なアクティブ投資家はおそらく大嵐到来前に撤退を完了して、今は潤沢な資金を抱えて虎視眈々と絶好の買い場を狙っているはずです。ちなみに有能ではない私は今回も完全に逃げ遅れてしまい、撤退は50%しか完了していません。月曜日からまた泣きながら損切りを進める予定です。

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虚構記事

kage

2012/05/16 (Wed)

インターネット上で虚構新聞が話題になっているようですので、私も虚構記事を考えてみました。

注意!以下の記事は真実ではありません。ジョークです。

ドイツが密かにユーロ圏離脱の準備を進めていることが関係者への取材で明らかになった。計画によるとユーロ圏離脱後に自国通貨マルクを復活。世界三大通貨の一角を担う日本と通貨協定を結び米ドルから基軸通貨の地位を奪いたい考え。日独通貨協定締結後に日本円の名称は「エン」から「マル」に変更される予定。関係者は「ドルに代わる基軸通貨の有力候補が生まれることで世界の通貨不安もマルク収まるだろう」と話している。なおこの秘密計画を察知したイタリアから通貨版・三国同盟締結の希望があったが日独両国は即座に拒絶した模様。

ファストフード大手のマクドナルドが金融分野に参入することが分かった。同社の主力商品であるビッグマックの世界平均価格に連動するETFを組成し、世界の主要株式市場への上場を目指す。世界各国の経済力を判定する基準としてビックマックの価格を使う「ビックマック指数」はよく知られており、マクドナルドはこれを実際に金融商品化する。ビックマック指数ETFは現物のビックマックを裏付けにしており、マクドナルドに買取請求を行えばいつでもビックマック引換券と交換が可能。食べることができるETFとして話題を呼びそうだ。

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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2012/05/15 (Tue)

昨日はひふみ投信の定期積立約定日でした。そこでいつものようにひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 11,553円 (先月より27円上昇)
●約定価額 : 12,876円 (先月より553円下落)
●騰落率 : +11.5% (先月より5.0%悪化)


「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、例の「コンプリート・ガチャ」問題でDeNAやグリーなどのソーシャルゲーム関係株が大幅下落し、痛手を受けた個人投資家が他の持ち株を売らざるを得ない状況に追い込まれ、新興株や小型株に大幅下落が波及し、結果的に中小型株の組み入れ比率が大きかったひふみ投信の基準価額も大幅に下落してしまい、今月の約定価額は先月より553円も低い12,876円となりました。さらに株価の下落は続き、ひふみ投信の今日の基準価額は12,665円にまで下落しています。ひふみ投信の運用ポリシーである「守りながら増やす」が今回の下落局面で発揮できなかったことは誠に残念ですが、起こってしまったことを嘆いても仕方ありません。来月の月報では「バーゲンセールで良い買い物ができた」というご報告を期待しています。なお今日からSBI証券でひふみ投信の姉妹ファンドである「ひふみプラス」の販売が始まりましたが、新規買い付けのタイミングとしてはちょうど良かったのではないでしょうか?将来の値動きに責任は持てませんが、ぜひ今回のバーゲンセールを有効活用してください。

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沸騰の現場 日本脱出!? 日本の個人資産はどこへ行く?

kage

2012/05/12 (Sat)

本エントリーのタイトルはテレビ東京系で放送されている経済情報番組「未来世紀ジパング」5月7日放送分よりいただきました。たまたまテレビ番組表で出演者に藤巻健史氏の名前を見付けて、久しぶりに藤巻節を聞きたくなって録画予約していたのですが、昨日になってようやく視聴することができました。視聴してみるとその内容はネタの宝庫でしたので、当ブログのネタに流用させていただくことにした次第です。

なお、放送内容の概要は下記番組サイトでご覧いただけます。

沸騰の現場 日本脱出!? 日本の個人資産はどこへ行く?

そこで本エントリーでは私の感想を中心に書き進めていきたいと思います。

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合理的な判断は難しい

kage

2012/05/08 (Tue)

投資を実践しておられる方なら身に染みて分かっておられることと思いますが、人間はなかなか合理的な判断ができないものです。相場が急落してパニックになると安くても売りたくなるし、相場が過熱してバブルになると高くても買いたくなります。これは原発議論や消費税議論についても同じことが言えるのではないでしょうか?

以前私はこちらのエントリーで合理的ではない事例として宝くじを買う人と飛行機に乗ることを怖がる人を挙げました。飛行機を怖がっている人にいくら統計学上は最も安全な乗り物だからと説得しても怖いものは怖いのです。そこで合理的な判断を求めるのは酷というものでしょう。

だからといって私は合理性を無視して良いとは思っていません。このままでは原発問題も消費税問題も何も決められないまま問題は先送りされるばかりです。今、私たちに必要なことは問題の解決に向けて努めて合理的に判断しようとする努力なのではないでしょうか?「頭の体操」だと思って、できるだけ感情を排して、どんな前提条件が揃えば相手の意見を受け入れることができるのかを考えてみることも大切だと思います。おそらくこれは投資法議論でも有効でしょうから。

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タコ足配当は罪ではない

kage

2012/05/04 (Fri)

5月2日付の日本経済新聞に投信分配金、本当に得?「元本払い戻し8割」もと題する記事が掲載されました(執筆者は当ブログでもご紹介したことがある田村正之さんです)。また作家の橘玲さんは5月3日付で公式サイトに毎月分配型投信の不都合な真実と題するエントリーを掲載されました。どちらの内容も毎月分配型投資信託の分配金の多くの部分が利益ではなく元本を取り崩して支払われる「タコ足配当」であるという現実に警鐘を鳴らしたものです。

当ブログでは過去に何度か「タコ足配当」について触れてきましたが、私自身は「タコ足配当=悪」という認識はしておりません。なぜならその判断基準は立場によって変わるからです。毎月コツコツと投資信託の積み立てを続けているような資産形成期の個人投資家にしてみれば元本を取り崩してしまっては元も子もありません。しかしすでにリタイアして資産取り崩し期に入っている個人投資家にしてみれば「元本を取り崩して何が悪い」というのが私の認識です。つまり資産取り崩し期の人が毎月分配型投資信託を定期定額自動解約機能付き投資信託と正しく理解しているのであれば「タコ足配当」だって合理的な資産取り崩し法と言えるのではないでしょうか?「職業に貴賎なし」という言葉がありますが、資産の取り崩し方法にも貴賤はないはずです。

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バンガードが低コストを実現できる理由

kage

2012/05/02 (Wed)

昨日(5月1日)、バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社よりETFのエクスペンスレシオ引き下げが発表されました。

バンガードETF™ エクスペンスレシオ改定のお知らせ(バンガード・インベストメンツ・ジャパン)

2012年4月26日付の目論見書に表記されたエクスペンスレシオが改定されたバンガードETFは以下の通りです。
( ) 内の数字は2011年4月29日付目論見書に記載のエクスペンスレシオです。

【VB】 バンガード・スモールキャップETF 0.16% (0.17%)
【VOO】 バンガード・S&P500 ETF 0.05% (0.06%)
【VTI】 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 0.06% (0.07%)

2012年4月25日付の目論見書に表記されたエクスペンスレシオが改定されたバンガードETFは以下の通りです。
( ) 内の数字は2011年4月26日付目論見書に記載のエクスペンスレシオです。

【BND】 バンガード・米国トータル債券市場ETF 0.10% (0.11%)

注:エクスペンスレシオは毎年決算日毎に見直され、変動します。
注:エクスペンスレシオとは、ファンドの平均資産残高に対する運用その他の経費の比率(%)です。


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