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今、個人投資家が認識しておくべきこと

kage

2011/11/26 (Sat)

投資においては正しい現状認識が大切です。もちろんこれは投資に限ったことではありませんが。自分の期待や希望とは切り離して現在の投資環境を冷静かつ客観的に認識できれば、投資の成功率は上がらなくても過度な期待を持って後悔するような事態は避けられるでしょう。

昨日のエントリーを書きながら、私が感じた「今、個人投資家が認識しておくべきこと」とは以下の3点です。

1.しばらくの間、先進国は低成長を余儀なくされる。

以前レポートしたセミナーの中でチャールズ・エリス氏はこう言われました。

世界が抱えている巨額の債務が解消されるまで投資リターンは低くなる。それに合わせて期待リターンも引き下げるべき。



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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2011/11/25 (Fri)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 8,092円 (先月比で23円の低下)
●騰落率 : -13.5% (先月比で1.8%の悪化)


先月の定期積立約定日から1ヵ月が経過しても、欧州債務危機を背景とした世界市場の混乱は収まるどころか拡大を続け、その影響で今月の約定金額は先月より165円も安い7,006円となりました。ただしこの1ヵ月間の基準価額の推移を見ると、先月の約定価額7,171円から11月1日には7,505円まで上昇しており、ボラティリティが大きい(価格変動が激しい)状況になっていました。ちなみに11月1日の基準価額上昇要因が何であったかというと、為替介入によるドル高円安でした。この1ヵ月の基準価額推移は、外貨比率の高いセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがいかに為替の影響を強く受けるかという証拠にもなっていますね。

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積み立て投資は損か得か

kage

2011/11/23 (Wed)

定期定額積み立て投資(いわゆるドルコスト平均法)が損か得か(有利か不利か)についてはさまざまな意見があります。しかし結局のところは、「メリットとデメリットがあるため損でも得でもない」という結論に至るのが一般的であろうと思います。私も定期定額積み立て投資を実践している一人ですが、正直なところ長期投資を前提とするのであればデメリットの方が大きいのではないかと思っています。なぜなら長期投資が合理的である前提条件が、世界経済が(短期的な波はあっても)長期的には右肩上がりに成長を続けることであるためです。言い換えれば期待リターンがプラスであるからこそ長期投資を行っているわけで、その効果を最大限に生かそうとするのであれば、一刻も早くフルインベスト状態にすることが合理的であるといえます。

とはいえ一括投資では運悪く高値で買ってしまうリスクを負うことになります。これに対して積み立て投資で投資機会を分散すれば高値で買うリスクを回避できます。しかしこれも反対に見れば一括投資には安値で上手く拾えるチャンスがあるわけで、積み立て投資ではこのチャンスが希薄化されてしまいます。結局のところ「絶好の買い場」は誰にも分からないのですから、一括であろうと分割であろうと投資タイミングを気にするだけ無駄という結論になるのではないでしょうか?もしそうであれば、プラスの期待リターンを最大限享受するためには、一刻も早くフルインベスト状態にすることが有利というのが私の意見です。

ふりだしに戻る

kage

2011/11/21 (Mon)

今日から東京証券取引所の前場終了時間が先週までの11:00から11:30に変更になり、取引時間が30分増えたのですが、その効果もなく日本の株式市場は超閑散状態が続いています。中でも悲惨なのが日本を代表する大企業の株(いわゆる国際優良銘柄)です。年初来最安値更新はもはや当たり前で、野村證券は上場来最安値を更新、ソニーは分割後最安値を更新するなど、株式市場にはまるで日本経済沈没を連想させるような悲壮感が漂っています。

日本を代表するような銘柄の株価がこのような状況ですから、それらの株を多く組み入れている投資信託の運用成績も低迷を余儀なくされています。先ほどさわかみ投信のサイトで基準価額を確認してみたところ、偶然にも設定時と同じ10,000円ジャストになっていました。

さわかみファンド

毎月分配も使いよう

kage

2011/11/16 (Wed)

過去に書いた以下のエントリーをお読みいただければお分かりのとおり、私は毎月分配に対して寛容です。

毎月分配は絶対悪か?(2009-09-09)

あえて毎月分配型投資信託を擁護してみる(2011-01-06)

続・あえて毎月分配型投資信託を擁護してみる(2011-01-06)

一般的に長期投資では非効率とされることが多い毎月分配ですが、上手に活用すると節税ツールになる可能性があることを「毎月分配は絶対悪か?」で触れています。本エントリーでは「毎月分配も使いよう」の一例として、その手法を再度ご紹介させていただきたいと思います。

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ひふみ投信定期積立経過報告

kage

2011/11/15 (Tue)

昨日はひふみ投信の定期積立約定日でした。そこでいつものようにひふみ投信設立時からの同額の定期積立を行っている私の運用成績をご報告させていただきます。なお毎回のご報告に書いているとおり下記運用成績は定期積立の他に猫パンチ投資(スポット購入)2発分を含んだ結果です。

<ご参考>ひふみ投信定期定額積み立て+猫パンチ投資2発の指数
●取得単価 : 11,404円(先月より18円上昇)
●約定価額 : 12,125円(先月より306円低下)
●騰落率 : +6.3%(先月より2.9%悪化)


先月の定期積み立て約定日以降の1ヵ月間も世界経済は依然として欧州債務問題に翻弄されており、不安の連鎖はギリシャからポルトガルやスペインを飛び越して一気にイタリアにまで波及してしまいました。このような状況ですから日本株も低迷を余儀なくされ、今月の約定価額は先月より306円も安い12,125円となりました。しかし今月上旬に発行されたひふみ投信の月報「ひふみのあゆみ」を見ると、大逆風の中で大規模な買い出動を行い、先月40%強にまで高めていた現金保有率は、一気に8%以下に低下しています。米国の株式投資で良く知られたアノマリー(根拠の無い経験則)に「11月に買って5月に売れ」がありますが、欧州債務問題が緊迫しているだけにハイリスク投機家を自認する私でも今回の大胆な買い出動には驚かされました。この結果が吉と出るか凶と出るかはまだ分かりませんが、「守りながら増やす」の運用方針に基づいて、個人投資家がなかなかできない投資資金の出し入れを代行してくれるところに、ひふみ投信の付加価値があることは確かだと思っています。

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ひとりごと

kage

2011/11/12 (Sat)

ちまたを騒がせているTPP論争を聞いていて個人的に感じたのは、もしかすると日本ではいまだに江戸時代の身分制度「士農工商」が続いているのかもしれない、ということでした。つまり、政治家やお役人が「お上」として最上位に君臨し、農業を手厚く保護して、その下に製造業やサービス業が置かれている構図です。食料安全保障の観点から農業が重要であるという主張には私も異論はありません。しかし長く続くデフレで苦しむ国民が、所得が減り続ける状況にありながら、政策で高い価格を維持されたお米を買い続けて農業を支える仕組みは果たして正しい姿なのでしょうか?そもそもお米を作らないことで価格を高く維持する減反政策に対しては、恩恵を受けるはずの農家からの異論も多く、農業政策の抜本的な改革が急務であることは誰の目にも明らかです。

構造に問題があるのは医療も同じです。長く続くデフレで苦しむ国民が、所得が減り続ける状況にありながら、高齢化の進行で膨らみ続ける医療費を支える仕組みは果たして正しい姿なのでしょうか?この構図は年金制度も同様です。少子高齢化の進行で現役世代の負担は増すばかりなのに、所得は減り続けているという現実を見れば、制度の維持が困難であることは誰の目にも明らかです。

もし問題点をこのまま放置すれば、日本もいずれギリシャやイタリアのように市場(マーケット)から否応なしに改革を迫られることになるでしょう。そうなると国民は大きな痛みを伴う改革を受け入れなければならなくなります。今の日本は、TPPに関係なく、少子高齢化に対応した構造への大胆な改革を断行しなければならない、重要なターニングポイントにあるのではないでしょうか?

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ひとりごと

kage

2011/11/10 (Thu)

よく首相や経営者など責任ある立場の人は孤独であると言われます。例え周囲に頼れる側近がたくさんいても、最終的に重要な決断はすべて自分の責任で決めなければなりません。これは個人投資家も同じです。どんなにたくさんの同志や心強い理論があったとしても、最終的に投資法や売買のタイミングを決断するのは自分自身です。投資には自己責任の原則がありますので、立派な人の立派な意見を参考にして損失を負ったとしても、その人を責めることはできません。

欧州不安の拡大で心中穏やかでない個人投資家も多いかも知れません(私もその一人です)。私には投資をしない自由があります。それでもあえて投資を行ったことで生じる結果は、すべて自分が背負わなければなりません。つまり、運用成績の悪化をギリシャやイタリアのせいにすることはできないということです。ハイリスク投機とバランスを取るつもりで実践しているインデックス投資で、今や超ハイリスクとなってしまったイタリア国債を買っているという皮肉な結果も、結局のところは自己責任なんだよなぁと痛感しています。

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イタリア国債暴落中

kage

2011/11/07 (Mon)

ギリシャの国民投票が何とか回避され、混乱が小休止したと思ったら、先週末からイタリア国債がヤバイ状況になっているようです。そして今日はついに、ユーロ導入後の最安値を更新してしまいました。国債の価格が暴落しているということは金利は急上昇しているわけで、日本と同じように莫大な政府債務を抱えるイタリアは利払いに困ることになります。(債券価格と金利の関係についてはずいぶん以前に書いた「金利が上がるとなぜ債券価格は下がるのか」をご参照ください。)

欧州危機:イタリア国債下落 ユーロ導入以来最悪に(毎日新聞)

今朝の日本経済新聞にも「投信運用、欧州国債離れ 円債シフトが加速」という記事がありました。欧州債務危機を背景にして、投資信託や年金運用資金は積極的にユーロ建て国債の売却に動いているそうです。そのメイン・ターゲットになっているのが、まさにイタリア国債とのことでした。その具体例として、グローバル・ソブリン・オープン(国際投信)、海外国債ファンド(新光投信)、世界の賢人(みずほ信託銀行)と、みずほ信託銀行、中央三井信託銀行、住友生命保険が企業から受託している年金運用が挙げられていました。

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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2011に投票しました

kage

2011/11/06 (Sun)

今年も年末が近付き、相互リンクさせていただいている「rennyの備忘録」のrennyさんが運営委員長を務めておられる人気企画「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の投票の時期になりました。そこで不肖私も、投信ブロガーの端くれとして本日投票をさせていただきました。なお「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の詳細につきましては下記の専用サイトでご確認ください。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2011

私の投票内容につきましては、いつものように結果発表後に公表して、言い訳をさせていただきたいと思います。なおご参考までに、過去の投票内容と言い訳をご紹介しておきます。

投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2008

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2009

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010

回を重ねるごとに、本企画の注目度と影響度は確実に増しています。さらなる飛躍のためにも、投票者が増え、多様な意見が反映されることに、大いに期待しております。

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ひとりごと

kage

2011/11/04 (Fri)

以前にも書きましたが、インデックス対アクティブ論争にしても、毎月分配論争にしても、相手を論破して運用成績が上がるのであれば大いにやるべきですが、自己満足で終わるのなら時間の無駄です。そもそも投資系のブログを開設するような人は私も含めて投資に対してそれなりの思い入れがあるわけで、「投資=趣味」に近い感覚があるのだろうと思います。ハイリスク投機家を自認する私自身は、ギャンブル中毒に近い投資中毒であることを自覚していますし。趣味であれば「切手を収集するなんて非合理だ!」という批判はしませんよね?投資も趣味だと考えれば、手法が異なる人に対してもっと大らかに接することができるのではないでしょうか?

自然界の食物連鎖では草食動物の上に肉食動物が位置しますが、投資の世界では逆に肉食(アクティブ運用)の上に草食(インデックス運用)が乗っている形になっています(これをフリーライドと批判する人もいますが)。肉食(アクティブ運用)が衰退すれば草食(インデックス運用)も困ることになるのですから、インデックス運用派はアクティブ運用派をもっとおだてて応援すればいいと思います。アクティブ運用派が頑張って目覚ましい成績を上げてくれれば、結果的に市場平均も上がるのですから。

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アメリカ金利の長期チャート

kage

2011/11/03 (Thu)

本エントリーは1ヵ月前に書いた「アメリカ株の長期チャート」の続編のようなものです。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で事実上のゼロ金利政策継続が決まりましたが、ここで改めてアメリカの金利の推移を確認しておこうと思い立った次第です。

まず始めにご紹介するのは、今回事実上のゼロ金利継続が決まったフェデラル・ファンド金利(Federal funds rate)の推移です。ちなみにフェデラル・ファンド金利とは、連邦準備制度理事会(FRB)が短期金融市場で誘導目標とする政策金利のことです。チャートはWikipediaからお借りしました。

FFレート