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インデックス運用が抱える自己矛盾

kage

2008/10/30 (Thu)

本エントリーは「インデックス運用を選ぶ理由と選ばない理由」の補足として、インデックス運用が現時点で抱えている重大な自己矛盾について指摘しておきたいと思います。

以前「私が投資を継続する理由」で私は、長期投資の前提は資本主義を信じることですと書きました。しかしサブプライムローン問題に端を発した金融不安が世界恐慌懸念にまで膨らむに及び、「急反発した株式市場を見て思ったこと」で触れたように世界経済は急速に自由経済から管理経済にその姿を変えようとしています。このため本来は資本主義を信じて投資するはずのインデックス運用が疑似社会主義に投資してしまっているという自己矛盾を抱える結果となっています。これではインデックス運用が掲げている看板に偽りありということになってしまいますし、何よりも運用成績を低下させるという投資家にとって看過できない問題点が生じます。

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真剣白刃取り

kage

2008/10/29 (Wed)

前日は引け間際に急落となったニューヨーク・ダウ指数ですが、本日は逆に引けにかけて急伸。結局889.35ドルの大幅上昇となり(史上2番目の上げ幅だそうです)、一気に9,000ドル台を回復しました(終値は9,065.12ドル)。上昇率は2桁の10.88%で、昨日の日経平均の上昇率6.41%が霞んで見えます。上昇率だけを比較すれば香港ハンセン指数の14.35%やブラジルボベスパ指数の13.42%などが目立ちますが、ニューヨーク・ダウ指数やドイツDAX指数(11.28%)が堂々と新興国の上昇率を張り合う光景は壮観ですね。もちろんこのまま金融危機が治まるとはとても思えませんが、この大幅反発が金融市場を覆う総悲観の暗雲を切り裂く一条の光となって欲しいものです。

米国株式市場の大幅上昇を受けて為替も急速に円安に振れており、今日の日本株も大幅続伸が期待されます。そうなると昨日の日経平均7,000円割れが歴史的大底となる可能性も出てくるわけで、改めて大底を狙って買うことがいかに難しいかという現実を痛感しています。相場の世界では暴落局面で買い出動することを「落ちてくるナイフをつかむ」と表現しますが、大底を狙って買うのは力一杯振り下ろされる真剣を素手で受け止める「真剣白刃取り」に近い行為といえるのではないでしょうか?

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麻生首相外食批判の不毛

kage

2008/10/26 (Sun)

麻生首相が連夜のように有名ホテルや高級飲食店で会合を重ね、マスコミから「庶民感覚とかけ離れている」と批判を浴びています。しかし私にはこの論調の裏に現在の未曾有の金融危機を助長しかねない大問題が隠れているように思えてなりません。

経済活動にとってお金の流れが大切であることは当ブログでもたびたび述べてきました。特に現在のような未曾有の金融危機でお金の流れが極端に停滞している状況であれば、リスクを承知で投資する人や積極的に消費してくれる人は感謝されることはあっても非難される筋合いはないはずです。特に消費に関して誤解を覚悟で言わせてもらえるなら、私は「お金持ちにはお金を遣う義務がある」とさえ思っていますので、麻生首相の行動を非難するつもりはまったくありません。麻生首相も堂々と「日本の景気後退を少しでも食い止めるために微力ながら消費拡大に協力しています」と答えれば良いのです。

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インデックス運用を選ぶ理由と選ばない理由

kage

2008/10/26 (Sun)

最近私は現在のように相場が崩壊した状況で長期投資の手段としてインデックス運用を選ぶことに疑問を抱いています。しかし一方では市場の平均点を狙って取るというインデックス運用最大の特徴を実現するためには投資環境がどんな状況になっても継続すべきという考えも持っています。そこで一度自分自身の考えを整理してみたいと思います。

まず始めにインデックス運用を選ばない理由を再掲します。

・インデックス運用は市場が適正な値付けをしてくれる前提では極めて合理的な選択だと思いますが、現在のように世界中の株式市場が思い切り非効率になっている状況ではバフェット氏のように健全な企業だけピックアップした方が投資効果が高いのではないでしょうか?徹底的に売り込まれている米国の金融株や自動車株はもし復活すれば大きなリターンになるのは間違いありませんが、こんな時期に何も好きこのんで破綻リスクを背負うこともないように思います。(海外株式投信評価額(2008.10.17現在)より)

・以前にも書いたように現在のように相場が完全に崩壊している状態ではインデックス運用はむしろ不利になると判断しました。円高の直撃を受ける外需企業主体の日経225や金融危機の直撃を受ける金融株の影響力が大きいTOPIXはできれば避けたいというのが本音です。(買い出動しました Part.3より)

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海外株式投信評価額(2008.10.24現在)

kage

2008/10/25 (Sat)

最近の定時報告ではたびたび「激動の一週間」や「悪夢の一週間」という表現を使ってきましたが、ここにきて時間の経過とともに確実に混迷の度合いが高まっており、今週はどのような表現を使うのが的確なのかちょっと思い付きません。長期的な視野に立てば現在の株式市場や為替市場は明らかに「行き過ぎ」の領域にあるとは思われるのですが、どこまで行き過ぎるのかは誰にも分からないため安易に「安いから買い」という判断ができないことが難しいところです。さらにもし現在が世界大恐慌の入り口であるとしたら、「行き過ぎ」という判断自体が間違いという結論になりますのでなおさら安易な行動は慎まなければなりません。

100年に一度とも評される歴史的な金融危機に激しく翻弄されつつ投資を続けることは大変辛いものですが、これからも投資を続けるという覚悟が揺らがないのであれば今は貴重な経験をしていると前向きに考えることも大切です。実際に私は今回の金融危機から「何が起こるか分からない」「どのような可能性も排除しない」「過去の事例や常識に過度に囚われない」などの貴重な教訓を得ました。投資の世界はすべての判断が自己責任ですから日々自身の投資能力を高める努力を怠らず、激変する投資環境に対応して行くしかないのですから。

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円高暴走の可能性

kage

2008/10/24 (Fri)

このエントリーを書いている現在も為替が急激に円高に振れていますが、この超絶円高の一因となっていると思われる事実が本日のロイターの記事で明らかになりましたのでご紹介しておきます。

国内株式投信は8日連続資金流入、外債投信からは流出加速(10月22日時点)

東京 24日 ロイター:国内籍追加型投信の残高は、世界的な株安や円高傾向を背景に22日時点で前年末比33%減となった。資金流入動向では、国内株式投信が直近8営業日連続で合計419億円の資金流入超となり、10月は累計で272億円の流入超となる一方、海外債券投信からの資金流出が加速している。海外債券投信の流出額は累計で1374億円となり、9月月間の流出額約1400億円に迫っている。


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買い出動しました Part.3

kage

2008/10/24 (Fri)

今日は株も為替も大変なことになっていますが、ここでひるんでいてはハイリスク投機家の名折れとばかりに性懲りもなく買い出動しました。ただ今にして思えば「買い出動しました」の時も「買い出動しました Part.2」の時も落ちてくるナイフをまともに掴みに行って大失敗していますので今回も思い切りフライング出動となる可能性が大です。もっとも出動といってもいつものように猫パンチ投資一発(金一万円也)ですから失敗しても大勢に影響はありません。ただ「投資バカ」の私としては暴落に果敢に買い向かったという実績が欲しいだけなのです。

それで具体的にどこに猫パンチ投資を繰り出したかというと、今回はひふみ投信を選択しました(約定は来週月曜日になります)。日本株投資ならETFで良さそうに思われるかも知れませんが、以前にも書いたように現在のように相場が完全に崩壊している状態ではインデックス運用はむしろ不利になると判断しました。円高の直撃を受ける外需企業主体の日経225や金融危機の直撃を受ける金融株の影響力が大きいTOPIXはできれば避けたいというのが本音です。だからといってアクティブ運用が必ず良い結果をもたらすとは限りませんが、ここは立田氏のチョイスに任せてみようと思いました。

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セゾン投信定期積立経過報告

kage

2008/10/23 (Thu)

昨日はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの定期積立約定日でした。そこでいつものようにセゾン投信設立時から同一金額の定期積立のみを行っている(=定期積立の増額やスポット買いを一切行っていない)私の運用成績を公開させていただきます。

<ご参考>セゾン投信設立時より定額で定期積立のみを続けた場合の指数
●個別元本 : 9,704円 (先月比で186円の低下)
●騰落率 : -24.3% (先月比で13.8%の悪化)


今月は金融不安が金融危機からさらに大恐慌懸念にまで膨張し、世界同時株価暴落や日本円独歩高という100年に一度とも表現されるイレギュラーを発生させたため、約定価額は7,352円という破格の安値となりました。債券比率が50%のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドでさえ約定価額が先月の8,863円からわずか1カ月で1,511円も下落する現状はやはり尋常ではありません。

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円建て住宅ローンの悲劇

kage

2008/10/22 (Wed)

本日の朝日新聞の報道によると、今回の金融危機でデフォルト(債務不履行)寸前にまで追い込まれているアイスランドでかつて一世を風靡した円建て住宅ローンを利用した人が大変な事態に陥っているそうです。

ローン返済、突如倍増 アイスランド、円建て人気裏目

家や車のローンの毎月の返済額が急に倍になる――。悪夢みたいな話がアイスランドでは現実になっていた。

レイキャビクの高校教師、アウスディスさん(47)は2年前にアパートを買った。子供が5人なので広めの約200平方メートル。そのローン返済額が今年初めは月11万4千クローナだったのに今は22万クローナなのだ。

実は資金を「日本円」で借りた。それがつまずきのもとだった。

バブル経済で同国通貨クローナは金利が高いうえ、返済額が物価の上昇率に応じて変わる独特の制度もある。それに比べ円はずっと低金利だし、この国のインフレにも振り回されない。返済は円での定額を毎月のレートでクローナに替えて払う。「為替の変動が多少あっても割安」になるはずだった。

ところが、この春ごろから下落気味だったクローナは金融危機で暴落。ついに1クローナが約1円と年初のほぼ半分の価値に落ちてしまった。(後略)(全文はこちらをご覧ください)(朝日新聞より)


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バフェットを妄信するな

kage

2008/10/21 (Tue)

先週末の定時報告でご紹介した米著名投資家バフェット氏の「私は米国株を買っている」発言は世界中の投資家に一種のアジテーション(扇動)効果を生んだようで、世界の株式市場は目先反転の動きを見せています。ところが本日、中国投資に関する情報収集には欠かせないサイトのひとつである「Searchina」をチェックしていたところ、「バフェットを妄信するな」と題する記事が目に止まりました。その内容は私たち個人投資家にとって示唆に富んだものでしたので、ご参考までにご紹介いたします。

「バフェットを妄信するな」、中国メディアが投資家に警告

BYDへの出資及びBYD株の高騰以来、中国の投資家の間で「株の神様」ウォーレン・バフェット氏への「信仰」が過剰なほど高まっている。インターネットでファイナンス情報を配信している中金在線は、「同氏の手法の模倣を望む一般投資家は多いが、『おこぼれ』に預かれるかどうか断言は難しい」と指摘、バフェット過剰報道に対して一石を投じた。

中金在線は今日早報の報道を引用して、「周囲が弱気の時に強気の投資を」という「バフェット手法」で稼げる、という妄信は避けるべきだが、投資の理念や国際市場に対する観点は学ぶ価値がある、とした。留意点は三点。

1.米国の株式市場が必ずしもA株に影響するとは限らない。両者の市場マインドも別物であり、切り離して考える必要がある。

2.中国と米国では経済構造が異なる。米国での投資方法が中国で通用するとは限らない。

3.投資家は自身の判断基準をもって投資を行うべき。バフェット氏や香港の李嘉誠氏の猿真似では無理がたたるのは当然のこと、投資家自身のそれぞれの環境に基づいて独自の判断を下すべき。(Searchinaより)


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海外株式投信評価額(2008.10.17現在)

kage

2008/10/18 (Sat)

激しく乱高下するジェットコースター相場に悪酔いした一週間がようやく終わりました。昨日のニューヨーク・ダウ指数もいきなり200ドルの大幅下落から始まり、そこから上昇に転じて一時は300ドルのプラスを記録するものの、最終的には127ドルのマイナスで引けました。このように各種経済指標が最悪の数値を示す中で一時的にせよ上昇に転じる場面があった理由のひとつとして、下記のバフェット氏のコメントがあったようです。

自分は米国株を買っている=ウォーレン・バフェット氏

17日 ロイター:米著名投資家のウォーレン・バフェット氏はニューヨーク・タイムズ紙に寄稿し、自分は米国株を買っていると明らかにした。同氏は「株を買い入れるルールは単純だ。他の人々が強欲になっている時に恐れ、皆が恐れを抱いている時に欲を出すことだ」と述べた。同氏は、経済ニュースは悪く、金融市場は混乱し、失業者は増加し、企業活動は減退していることを認識しているとしながらも「市場心理や経済が上向く前に、おそらく市場は上昇に向かい、しかも大幅に上昇するだろう。コマドリを待っていたら、春は過ぎ去ってしまう」と指摘した。さらに「米国の多くの健全な企業の長期的な繁栄に対して不安を持つことは、理にかなっていない」と述べた。


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大底は誰にも分からない

kage

2008/10/16 (Thu)

主体性がまったく見られない日本の株式市場は米国株式市場の乱高下を増幅させる形で歴史的な上昇と下落を記録しています。このような激しい値動きに翻弄されつつもハイリスク投機家の私としては何とか大底で上手く拾ってやろうと色気を出しています。しかし「相場の底は誰にも分からない(=後になってみないと底は確定しない)」というのが株式相場のセオリーですから、この局面での安易な押し目買いは大失敗となる可能性も小さくありません。過去に何度も痛い目に遭っていながら懲りない自分自身を戒めるためにも、日経平均株価の過去の底入れ失敗事例を改めて検証してみたいと思います。「過去は未来を保証しない」という相場のセオリーもありますが、想定できるシナリオのひとつとして参考にはなると思いますので、まずは下記のYahoo!ファイナンスからお借りした日経平均株価の10年チャートをご覧下さい。

Nikkei225

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急反発した株式市場を見て思ったこと

kage

2008/10/15 (Wed)

かつて日本は皮肉を込めて「もっとも完成された社会主義国家」と評されたことがありましたが、世界中の大手金融機関に次々に巨額の公的資金が投入されている現状を見るにつけ、「東西冷戦で勝ったのはどっちの陣営だったっけ?」と資本主義を信じて金融危機の直撃を受けた個人投資家の一人としては皮肉のひとつも言いたくなります。かつての日本の先例でもお分かりのとおり、公的資金=国民の税金ですから、公的資金が注入された大手金融機関は国民の血税で助けられ、その一部(条件によっては全部)が国民の所有物となったわけです。もし今後の再建プランも日本の先例に従うのであればさらなる利下げが行われることになり、国民は本来受け取れていたはずの利息を返上するという形で新たな負担を求められることになります。かつて同じことを経験して来た(低金利については現在も犠牲を強いられている)日本国民としては同情の念を禁じ得ませんが、国民の所有物となったからには国民が責任を負わされるのは当然のことで、それこそが社会主義国家の本来の姿であるといえます。

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私が投資を継続する理由

kage

2008/10/12 (Sun)

長期投資の前提は資本主義を信じることです。この「資本主義」の部分は「経済成長」や「人類の英知」に置き換えることもできます。そう考えると長期投資を継続するか否かの判断は極めて簡単で、これから先も「資本主義」「経済成長」「人類の英知」を信じることができるのかどうかで結論を出せばよいのだと思います。確かに現状のこの体たらくを見ると人類の英知を信じて良いものかどうか不安になるのは確かです。しかし人類の発展の多くは失敗から学んだものですから、私自身はこのような総悲観の状況にあっても人類の未来を信じて長期投資を続けるという判断を下しています。しかし基本的にハイリスク投機家の私ですから、長期投資を継続すべき理由として「過去の事例からも我慢して続けた方が良い結果が得られる」と言われても、今回の金融危機はもしかすると戦前の世界恐慌を超える人類史上最悪のパニックになるかも知れないのに本当に過去の常識が通用するの?という疑問を抱いてしまいます。客観的に考えればおそらく過去の常識が今回も通用することになるであろうことは理解できるのですが、私が長期投資を続ける理由として納得できるのは1月末のエントリー「それでも経済成長は続くのか」で書いた「極論をいえばこれらの問題で私たちの生活が大混乱になるのなら、投資をしていようといまいと影響を受けることに変わりはない」という飛躍した理論です。

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金融危機の影響

kage

2008/10/12 (Sun)

先日の大和生命の破綻で株価の暴落と急激な円高の進行が生命保険業界に大きな影響を与えていることを改めて思い知らされました。もちろん報道にあるとおり大和生命は高い利回りを確保するためハイリスク金融商品に手を出してしまったという特殊事情があり、他のほとんどの生命保険会社には十分な経営体力があるため連鎖破綻を心配する必要はありません。しかし現状の株価と為替水準だと多くの生命保険会社の保有資産が含み損状態に転落してしまっていることもまた事実です。この状況は保険会社と同様に多くの株式や債券を保有している銀行についても同様で、今朝のテレビ番組でメガバンクの平均値で含み損となっている実態が紹介されていました。ただしほとんどの銀行がすでに不良債権の処理を終え体力を回復していますので破綻を懸念する必要はないと考えて良いでしょう。しかしいくら特殊事情があったとしても生命保険業界から7年ぶりの破綻が出たことは事実ですから、今回の金融危機が金融機関に少なからぬ影響を与えているという事実は認識しておくべきであると考えます。もし仮に破綻となれば保護されるのは生命保険の場合で契約の90%まで、銀行の場合は預金1,000万円までとなりますので、契約先や取引先に少しでも不安を感じる方は念のため会社の体力を示す指標である保険会社のソルベンシー・マージン比率や銀行の自己資本比率を確認しておかれることをおすすめします。

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海外株式投信評価額(2008.10.10現在)

kage

2008/10/11 (Sat)

悪夢の一週間がようやく終わりました。過去に9.11同時多発テロ、日経平均8,000円割れの「ソニーショック」、新興株バブルが崩壊した「ライブドア(ホリエモン)ショック」などを経験してきた私ですが、この一週間の暴落は間違いなくこれまでのどの経験より強烈で最悪のものでした。

注目の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は「金融機関の破綻を防ぐため断固とした行動を取り、あらゆる利用可能な手段を使う」との強い決意を表明して閉幕し、その後ポールソン米財務長官から「金融機関から住宅ローン債権や株式を買い取る計画を進めている」と、公的資金による金融機関への資本注入の準備を進めている旨の発言がありました。これら一連の動きにサプライズはありませんでしたが、現状でできることを最大限表明したといえるのではないでしょうか?

昨日のニューヨーク・ダウ指数のチャートを見る限りでは寄り付き直後の8,000ドル割れの暴落から大引けにかけて切り返しており、今回は「長い下ヒゲ+出来高の急増」というセリング・クライマックスの条件が揃っているようにも思えます(ぜいたくを言うなら終値が始値を上回る陽線で終わって欲しかった)。しかし来週以降、市場がどのような反応を示すかについては不透明な部分も多く予断を許しません。今週でいったん落ち着くにしてもしばらくは乱高下が続くことを覚悟する必要があるように思います。

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暴落が止まらない株式市場を見て思ったこと

kage

2008/10/10 (Fri)

昨日の米国株式市場の暴落を受けて、日経平均の9,000円割れは覚悟していましたがまさか今日も1,000円レベルの暴落となるとは一個人投資家の予想を遙かに超えています。現状は間違いなく100年に一度の金融危機だと確信しましたので感じたことをメモして記録しておきたいと思います。

・今の株式市場は完全に崩壊状態。こうなってしまっては簡単には元に戻れない。今日が底だと思って買った株が明日にはもう-10%という状態では安易な押し目買いは慎むべき(そう言いつつ私は今日もREIT-ETFをストップ安で1単位買ってしまいました。言行不一致で済みません)。

・こうなってくると週末のG7ではいよいよ麻薬級の処方箋が出てくる可能性もあるが、それを期待して今日買うというのはリスクが高すぎる(期待通りの対策が出なかった時の失望売りが怖い)。

・それでもほとんどの銘柄で売買が成立しているのは頼もしいこと。これは売りたい人と同じ数だけ買いたい人もいるという証拠。9.11同時多発テロの翌日は(緊急措置で値幅制限が半分になっていたこともあるが)多くの銘柄がストップ安に貼り付いたまま売買が成立しなかった。

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「日本買い」はすでに始まっている

kage

2008/10/10 (Fri)

昨日の米国株式市場は大引けにかけて急落。ニューヨーク・ダウ指数は9000ドルをあっさりと割り込み、結局 8,579.19ドル(-678.91/-7.33%)の安値引けとなりました。こうなると本当に当面の底さえも見えない最悪の状況になってきました。世界第1位の経済大国がこのありさまですから、世界第2位の経済大国が影響を受けずにはいられません。本日の日本の株式市場も米国にお付き合いして日経平均株価9000円割れが現実のものとなっています。

このように金融危機の被害が少なかったにも関わらず日本の株式市場が米国にお付き合いしてしまう最大の要因は、売買高の7割近くを外国人が占めるという日本の株式市場の特異性にあると思われます。昨日の相場解説を見ても一昨日の歴史的暴落の後でも欧米のファンドや年金資金からの解約売りが止まらないため、市場の参加者に底入れ感が出てこないとのことでした。金融危機の直撃を受けた欧米系の資金は自分たちが生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているため、今はとにかく株価に関係なく売らなければなりません。これに対して国内の資金は株式市場の先行きに疑心暗鬼になっているためなかなか買いが入りません。このような状況ですから外部環境には大きな違いがあっても相変わらず日本の株式市場は米国の株式市場の動向を忠実にトレースすることになってしまいます。これでは以前ご紹介した「消去法で日本株に注目?」や「ためてふやす はじめの一歩」にあるような「日本買い」は起こらないように思えてきます。

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REITが経営破綻

kage

2008/10/09 (Thu)

サブプライムローン問題に端を発する今回の金融危機で銀行の貸し渋りが起こり、資金繰りが急激に悪化した新興不動産企業に経営破綻が相次いだことは記憶に新しいところですが、不動産業界を襲う大逆風はついにREITにまで及んできたようです。

ニューシティが民事再生手続きを申し立て、負債総額1123億円

ニューシティ・レジデンス投資法人(8965)が9日引け後、東京地裁に民事再生手続き開始の申し立てを行い、受理されたと発表した。負債総額は8月31日現在で約1123億6500万円。世界的な金融市場の混乱や信用収縮の中、ニューシティの事業運営も影響を受け、不動産関連の新規融資、資金調達や借入金のリファイナンス、保有資産の売却などが円滑に進まなくなった。10月末までに取得予定の試算の決済資金と、10月に返済期限の到来する借入金の返済資金について調達のメドが立たない状況となったため、民事再生手続きの申し立てを行った。なお、ニューシティは、資産運用をシービーアールイー・レジデンシャル・マネジメントに委託し、運用効率の向上を図ってきた。(株式新聞ニュースより)


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暴落する株式市場を見て思ったこと

kage

2008/10/08 (Wed)

昨日の米国株式市場の暴落を受けて日本の株式市場もきつい下げに襲われています。そんな状況の中でお昼休みに漠然と考えたことをメモしておこうと思います。

・世界経済は瀕死の重傷。こうなれば世界各国が協調してカンフル剤だろうがドーピングだろうが麻薬だろうが何でも使って対処しなくてはならなくなる。この副作用(=新たなバブルの発生)はきっと大きい。ということは次の金融危機(=バブル崩壊)の破壊力もさらに巨大になるだろう。

・麻生総理は日本経済を全治3年と表現した。それなら欧米経済は全治10年だろう。となれば世界経済復活を牽引するのはやはり東アジア地域になるのではないか。先日、韓国の李明博(イミョンバク)大統領が金融危機対応策協議のための日中韓首脳会談を提案したが、ここに台湾も加えて歴史問題や政治問題を一時棚上げして真剣に討議すればできることはたくさんあると思う。

・そうなればおそらく為替は円独歩高になると思う。ここ数年で個人投資家(もちろん私を含む)がブームを作った外貨建投信やFXで膨れ上がった外貨投資は今後も相当厳しい場面があるのではないか。

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買い出動しました Part.2

kage

2008/10/07 (Tue)

かつて9.11同時多発テロの翌日の大暴落に買い向かい、「ソニーショック」で日経平均株価がバブル後最安値となる7699円50銭を記録した時もソニー株のナンピン買いを決行した根っからの投機家の私ですから、ニューヨーク・ダウ指数と日経平均株価が心理的節目の10,000ポイントを一時割り込んだと聞いては黙っていられません。世界中を金融危機の暗雲が覆う中、今日も意を決して買い出動しました。ただし今回の追加投資も相場の世界ではタブーとされる「落ちてくるナイフをつかむ」行為ですので、いつものように猫パンチ投資を繰り出すに止めています。

さてその猫パンチ投資一発目は前回に引き続き「東証REIT指数連動型上場投信」です。このところの東証REIT指数は株式市場への逆風と不動産への逆風のダブルパンチで急落しており、今日の寄り付きは1,000円割れどころか900円さえも割り込む状況となりました。このように予想外のバーゲンセール価格となりましたので今回は下記のとおり寄り付きで2単位(20口)を買い付けました。

SBI081007

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セリング・クライマックス?

kage

2008/10/07 (Tue)

米国市場の結果が気になって今日は早起きしました。結局ダウ指数は10,000ドルを回復できずに終わりましたが、チャートを見ると長い下ヒゲを付けており、セリング・クライマックスの条件の一つは整っているように見えます。しかし二つめの条件である出来高は全然膨らんでおらず、これではセリング・クライマックスと判断するのは難しいと思われます。となるとやはりこれから本格化する銀行(特にシティ)の決算次第ではまだ大きな波乱があると考えておいた方が良いように思います。それにしても昨日は株価以上に為替の動きの方が過激でした。特に豪ドル/円などは1日で10円以上下落しており、いくら大幅利下げ観測があるといってもこの動きは常識の範囲を遙かに超えています。FXの口座を開設して突っ込みを待ち受けていた私もこのような理解を超えた動きを目の当たりにするととても飛び付く勇気は湧きません。今回、特に高金利通貨の下落幅が大きかったのはFXポジションのロスカットを巻き込んだことが理由の一つだと思いますが、この流れがもし外貨建投信や外貨建MMFの解約にまで及ぶとさらに円の意外高があるかも知れません。また先に述べた米銀行の決算内容によってもまた為替にも波乱の可能性があるのではないかと、為替との相性が最悪の私はすっかり弱気になっています。

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海外株式投信評価額(2008.10.03現在)

kage

2008/10/04 (Sat)

前回はまさかの否決で世界経済を波乱の渦に巻き込んだ米国の金融安定化法案ですが、上院の可決に続いて下院でも可決され、とりあえず世界恐慌への突入という最悪のシナリオはひとまず回避された形となりました。しかし昨日の米国株式市場は午前こそ金融安定化法案可決への期待から大幅上昇となったものの、法案が実際に可決されると材料出尽くし感から一転して下落となりました。このような「好材料が出る→材料出尽くしで下落」というのは弱気相場の典型的な例といえます。これは最近の日本の株式市場にもいえることですが総悲観に支配された相場は理屈や指標は何の役にも立ちません。雰囲気的には日米ともに心理的節目となる10000ポイントを割り込まずには終われないという悲壮感が漂っているように思えます。そこでセリングクライマックスが起きてあく抜けとなり、株価が反転に向かってくれれば良いのですが、このままジリジリと実体経済が悪化して世界経済が長期低迷期に突入するという個人投資家としては避けていただきたいシナリオも想定しておく必要があるように感じます。現実に住宅バブルの崩壊は欧州や中国にも飛び火しており、金融危機も米国から欧州に拡大、消費面でも自動車を筆頭とする高額商品の販売が急速に冷え込んでいますから安易な楽観は禁物であるといえます。

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東証がREIT指数と商品指数に連動するETF2銘柄を上場

kage

2008/10/03 (Fri)

このところ(中身はともかく)有言実行でETFの品揃えを強化している東証が新たに東証REIT指数に連動する「上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型」と商品指数「S&P GSCI商品指数™トータル・リターン指数」に連動する「イージーETF S&P GSCI商品指数™クラスA米ドル建受益証券」のETF2銘柄の上場を承認しました。これにより東証のETFは58銘柄となります。(詳細についてはこちらをご覧ください)

上場
予定日
コード銘柄名管理会社対象指標
10月21日1345上場インデックスファンド
Jリート(東証REIT指数)隔月分配型
日興アセットマネジメント株式会社東証REIT指数
10月22日1327イージーETF S&P GSCI商品指数™クラスA米ドル建受益証券アクサ・ファンズ・マネジメント・エスエイS&P GSCI商品指数™トータル・リターン指数


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ハーベストフューチャーズに口座を開設しました

kage

2008/10/03 (Fri)

先月上旬、為替が急速に円高に振れたところで本格的なFX取引に備えるためにマネーパートナーズに口座を開設しましたが、実はその時にハーベストフューチャーズにも口座開設の申し込みをしていました。為替との相性が最悪の私にとって長らくFXは食わず嫌いでしたが、どうせ準備するなら税制優遇のあるくりっく365対応の口座も作っておこうと思った次第です。またFXを実践しておられる方ならすでにご存じのとおり、くりっく365は10月27日より「通貨ペア数の大幅拡大」「指定決済法を導入」「マーケットメーカーを6社に拡大」「取引時間を延長」の新サービスを始めますので、これはこれで口座を持っていても損はないと判断しました。

Harbest Futures

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売り手も買いたくなる投資信託

kage

2008/10/02 (Thu)

先日レポートしたひふみ投信のセミナー「ためてふやす はじめの一歩」の中で運用会社であるレオス・キャピタルワークスの藤野社長は投信の直販を決意した理由のひとつとして、既存の投資信託について「自分たちが買っていないのにお客様に勧められるのか?」「本当に自分たちが欲しい商品か?」というジレンマを持ち続けていたことを挙げておられました。そう言われると確かに既存の投資信託の多くは「売り手が売りたい商品」であって「売り手も買いたくなる商品」はなかなか見付からないという悲しい現実があります。このような経緯でひふみ投信は「社員も欲しいと思う商品」を目指して設定されたわけです。セミナーの席上、藤野社長からはご自身を含めて具体的にどれくらいの社員が購入を決めているのかについての言及はありませんでしたが、おそらく大多数の社員が購入されていると信じます。実際にその後の質疑応答の中でファンドマネージャーの立田氏でさえ「私もこの投信を買うつもりです」と明言されましたし。

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